鼓動があればよい
愛という言葉は日本語にはなくて遠くキリストの何かだ
なんなら日本語からなくなって欲しいと思ってさえ 思っていて
愛をかなしと
意識したものしか見えないとしても
意識したら無くなってしまう
こじれてるのは人間でどうにもならんから何かを求めるけど最初からなければ求めもしない
なぜならすでにあるから
鼓動が教えてくれる
聞こえない音を聞く
見えない色をみる
どうにも過敏だから、そう、だから
だから魂の爆音はまるで無音で鼓動を聞かせてくれる
太鼓の音が地へ笛の音宙へ、使われた色と生きている色
陰陽とか言わないよ、丸なんだ
かなし かなしの深さを
曼荼羅 子宮 汗血涙液体か?
波か、古いあの文字たちは宙と一体だったもっと単純で、もしかしたら
生は野蛮で腰の中にずっしりと収まっている
ことさらに日本人とは言わないけれど、うちらの腰のなかには深くある
生死も身近なものだ執着し過ぎさ
ああ、そうだ
人間だからね、まあどうしようもない
大好きだよ
鼓動が呼んでる